2013年7月10日水曜日

「窓」




幼いころ 見た夢

もう一度 見たくて見ることができない夢

ふっと 現実の社会の中で もうどりたくなる 心の ふるさと

現実のそこではない 懐かしい場所


そう あの場所

あの届きそうで届かない 夢のなか


おいで

おいで

おいで


いつも声が聞こえてくる

帰りたい

帰りたい

帰りたいけれど

記憶は 薄紫の カスミの中












特等席


トムとおばあさん


トムは、おばあさんが大好きでした

おばあさんを守ろうと いつもおばあさんの後を追います


「ああ、だめだよ。そこは危ないよ」

「ああ、おばあさん、草に足を取られるよ」


おばあさんは、いつもにこにこ



おばあさんの長い畑仕事が終わるころ

あたりは、すっかり日が暮れて…


「帰ろうか」


おばあんはつえをついて、家のほうに向かいます

振り向いていつものように トムを見つめます


トムは、我慢できなくて ついつい 上等な席に登ります


「いたた」


おばあさんは 痛そうに声を出しますが

でも、にこにこ


「帰ろうね」


帰ろう…

帰ろう…


上等な、おばあさんの席とともに。



すし詰め状態



記念写真を撮ろう


「みんなぁ、集まれ!」

子銀ままが、叫ぶと、うちの子たちと その他いっぱい集まっちゃった

きゃ~、いっぱい

みんな ぎゅうぎゅうね

写真を撮りましょ

撮りましょ

「はい、笑って」


ぱちりんこ